I’m waiting for the day/待ったこの日(ペットサウンズのパンチラインの補足:その2)

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次に取り上げるのは「I’m waiting for the day/待ったこの日」まずは頭から

I’m came along
when he broke your heart
That’s when you needed someone
to help forget about him

僕が現れたのは
彼が君の心を壊したとき
君は彼のことを忘れられるような
誰かを探していたんだろう

この歌で主人公の好きな女の子は振られてしまい、僕(主人公)は彼女を慰めていたというシチュエーション。だけど彼女は彼のことを忘れられない…

I guess I’m saying to you’re the only one
I’m waiting for the day
when you can love again

僕には君しかいないって言いたいんだ
僕はその日を待ってる
君がまた誰かを愛せるようになる時を

ところが、この曲の最後の歌詞で大どんでん返しが!番組でお伝えしたところを含む歌詞がこちら

You didn’t think
that I could sit around
and let him go
You didn’t think
that I sit around
and let him take you
You didn’t think
that I sit around
and watch him go
You didn’t think
that I could sit back
and watch you go

君は思わなかっただろう
彼が行ってしまうまで
僕が待ち続けるなんて
君は思わなかっただろう
彼が君をさらっても
僕が指をくわて見ているだけなんて
君は思わなかっただろう
彼が(君を連れて)出ていくのを
僕が見届けているだけなんて
君は思わなかっただろう
君が行ってしまうのに
僕が茫然としていることを

この最後の部分はこの恋愛の全部を歌っています。好きな彼女が彼に振られた。切なくて彼女を慰めて、僕のところに来るのを待っていた。けど彼女は結局彼とヨリを戻した。それを僕はただ見ていただけ…という内容なんですよ!超内気。超繊細。ペットサウンズの登場人物はブライアン・ウィルソンの生き写しみたいなところがあります。このアルバムはそんな曲がまだまだあります。

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