今週の放送は上のリンクから聞けます。
今週は数多くあるニール・ヤングのカバーをまとめてみました。それぞれ見ていきましょう。
先週の放送に引き続きセント・エティエンヌ。先週の「Nothing Can Stop Us」と「Join Our Club」とこの曲を高校から20代前半にかけてよく聞いてました。この曲がニールのカバーだと知ったのはだいぶ後でした。オリジナルはメジャーキーで、こちらはマイナーキー。同じ曲でもカバーでだいぶ印象がかなり違います。
ピクシーズはまんまです(笑)。それが良いかと。この曲は ニールのオリジナルアルバムにはなく、「Decade」という初期のベスト盤に収録されています。時期で言うと「Tonight’s The Night(今宵この夜)」あたりの曲。トム・ヨークのカバーは声に驚いた。ニールそっくり。曲は泣く子も黙る名盤「After the Gold Rush」から。
この3人が歌うと激渋のカバーになった「Ohio」中身はポッドキャストでしゃべった通りですが、BLM(ブラック・ライブズ・マター)の意味合いでも取れる秀逸なカバー。というか、この曲がいまだに歌われなければいけない現実というのがあることがつらい。
「The Needle and The Damage Dan」はヘロインでなくなったクレイジーホースのギタリスト、ダニー・ホイットンについて歌った歌。重度のヘロイン中毒だったダニーは1972年に麻薬の過剰摂取でこの世を去ります。これはローラ・マーリングの弾き語り。彼女のギターはすごく説得力がある。彼女は20代なのにいいアルバムたくさん出してます。「Goin’ Back」は「Comes a Time」から。このアルバムはちゃんと聞いてないんですが、このベス・オートンのカバーはアレンジが秀逸。ギターと弦楽器のみの構成。とても良いです。
「Harvest Moon」はアルバムのタイトル曲。恋人or奥さんに惚れ直したっていう甘いラブソング。ジョアン・ジルベルトを父にもつペベウ・ジルベルト。ジャズ畑からカサンドラ・ウィルソンのそれぞれがカバー。解釈が変われば同じ曲でもこんなに違うという見本のようなカバー。カサンドラのカバーはギターがブランドン・ロス。曲にマッチした、しかし彼とわかるギターで素晴らしい。
下には今回の特集のプレイリストを貼っておきます。しゃべれなかった曲もちらほらあります。よかったらどうぞ。