少しひねったイントロのドラム特集…いや、割とメジャーか。ジェフ・ベック・グループの「Ice Cream Cakes」のコージー・パウエルのタメの効いたドラミングが特集の白眉。ですが、今日取り上げるのはポール・サイモンの歌。
ポール・サイモン「恋人と別れる50の方法」
The problem is all
inside in your head
She said to me
The answer is easy if you
Take it logically
I’d like to help you
in your struggle
To be free
There must be fifty ways
to leave your lover
問題は
全てあなたの頭の中のことなのよ
と彼女は僕に言った
論理的に考えれば
答えはすぐ出るわ
苦しみ(戦い?)から自由になれるように
助けてあげたい
恋人と別れるには
50通りの方法があるのだから
これ冒頭なんですけど、(ちょっと意訳っぽいかな)…なんか小説の始まりみたいじゃないですか?
She said
it’s really not my habit to intrude
Furthermore,I hope my meaning
won’t be lost or misconstrued
But I’ll repeat myself
At the risk of being crude
There must be fifty ways
To leave your lover
彼女は言った
人のことをとやかくいうのは私の流儀じゃないの
さらに言えば
私の言ったことが失われたり(←無視されたり?)
誤解されるのは望んでないの
けどみっともないと思われるかもしれないけど
何度も言うわ
恋人と別れるには
50通りの方法があるのだから
…ちょっと意訳しすぎかな。主人公の男はこの女性(カウンセラー?それとも主人公に気がある恋人未満な人?)が、そんな彼女と別れないさいよ、とけしかけられている歌と取れなくもないんですがいかかでしょう。なにより、都会の人々の機微をソングライティングさせたら、ポール・サイモンにかなう人はいないんじゃないかと、歌詞を見ていて思いました。翻訳間違ってたら突っ込んでね。
来週はドラムとは別の特集をする…はず。引き続きマンソンよろしくです。