Mood For Jazz〜ジャズを感じる歌〜(マンデーソングブックVol.54)

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今週はジャズを感じる歌ものを特集しました。ってだいぶ曖昧な定義…今回の取り上げた基準は、ジャズという括りにハマらないアーティストのジャジーな歌もの+バックはギターメイン、というもの。

まずはホドリゴ・ホドリーゲス。ほんとに何も知らないんですけど、色々調べてみるとムジカ・リジェイラ(Musica Ligeira)というサンバトリオのボーカルだったそう。他の二人もマルチで楽器ができる人みたいで、いろんな作品に参加している模様。なによりも声が素晴らしくて僕は好きです。これは亡くなった後(2005年)、録音してあったデモ?を元にしたアルバム。他の曲もすばらしい&サブスクで聴けるので聞いてみてください。

言わずと知れたスタイル・カウンシル。この「The Paris Match」はEBTGが参加した曲。ボーカルはトレイシー・ソーンなんだけど、ギターでベン・ワットも参加してるから、この曲のギターはひょっとするとベンのものかもしれない…なにより、ロックの括りでしか音楽を聞かなかったキッズに、いろんな音楽の可能性を開いたのは、この「Cafe Bleu」と言っていいのではないかと。

メイシー・グレイもところかわれば、こんな歌も披露する…(失礼)。彼女の2016年のアルバム「Stripped 」は、全編ジャズ仕立て。彼女のオリジナルに新たなアレンジした曲とカバー曲を加えたもの。この曲は彼女のオリジナルのリアレンジ版。ギターはラッセル・マローン。

ダイアナ・クラール、といえばまさしくメインストリームのジャズシンガー。この「Autumn in New York」が収録された「This Dream of You」は、2018年に亡くなったプロデューサー・トミー・リピューマに捧げたもの。彼と制作していたけどアルバムに入らなかった曲を彼女がまとめ、アルバムにしたそうです。バックはこれもギターがラッセル・マローン、ベースはクリスチャン・マクブライドと鉄壁の布陣。

ラストはカサンドラ・ウィルソン。ポッドキャストでも言ったように「泥のような」深い声。温かい土に包まれるような…聞いてしまうとこの声からは逃れられない、それぐらい個性的な声。そこにブランドン・ロスの繊細なギターが、まるでスケッチを描くように入ってくる…たまりません。プロデューサーは数多くの名盤を手がけたクレイグ・ストリート。

下にプレイリスト貼っておきますのでよかったらご覧ください。来週は何特集するべ?

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