今週の放送は上のリンクから聞けます。
恒例企画(まだ2回目だけど…)Spotifyからひとつかみ。今週は大好きな曲「Hallelujah(ハレルヤ)」をまとめてみました。それでは見ていきましょう。
この曲の作者。オリジナルはレナード・コーエンが歌うハレルヤ。僕はジェフ・バックリーのカバーから入ったので、このとつとつと歌う彼の歌に戸惑った(たぶん、今も)。ちなみにハレルヤの良さを最初に指摘したミュージシャンはボブ・ディラン。レコーディングはされてませんが、ライブでカバーをしてます。
つづいては、カナダの出身のK・Dラングとルーファス・ウェインライト。K・Dラングは、カナダのSSWの曲をカバーしたアルバム「hymns of the 49th parallel」でハレルヤを取り上げています。ジョニ・ミッチェル、ニール・ヤング、ロン・セクスミス…素晴らしいカバーアルバムなので、未聴だったらぜひ聞いてみてください。
ルーファス・ウェインライトは、ジェフ・バックリーのライブを見て、その才能に嫉妬したと言われています。ルーファスも印象的な声とピアノだけの弾き語りでカバー。彼もまた唯一無二の才能。
つペンタトニックスは、いわゆるアカペラグループ。ジョニ・ミッチェルの「リバー」の時もかけましたね。ちょっと仰々しいアレンジが個人的には苦手。けど、いいカバーだと思います。
いちばん、レナード・コーエンのオリジナルに近いバージョンがジョン・ケイルのカバー。映画「バスキア」で使われていたと指摘されたんですが…思い出せない(恥)。ただ、映画を撮ったジュリアン・シュナーベルは個人的に贔屓の監督さんです。
コトリンゴ。これが今回の特集でいちばん聞いてもらいたかったバージョン。「この世界の片隅に」のサントラも素晴らしいかった。「ハレルヤ」っていう曲の本質、静けさや孤独、神々しいと言った言葉が浮かぶ、そんなようなカバー。ちょっとエンヤも脳裏に浮かぶような…。
僕がジェフ・バックリーのハレルヤを知ったのは、このライブ盤でした。途中でスミスの「I know,it’s over」が挟み込まれる、これも神々しいカバー。この人はバンドよりも弾き語りのライブでその本領を発揮する。夭折がつくづく惜しまれます。
ということで、下記にプレイリストも貼っておきますので、よかったら聞いてみてください。