3月20日の放送は上のリンクから聞けます。筒美京平御大を語るなんぞ、おそれ多い…けどしゃべっちゃいました(笑)。それでは曲の解説を。
今回特集をするきっかけは、この「くれないホテル」(YouTubeはこれ☞https://youtu.be/2enI6kK97-Y)と「アパートの鍵」。アレンジがそっくり。ということに色めきだち(笑)急遽特集。これでピチカート1st「カップルズ」のA&M、バカラック、ロジャニコ、筒美京平が全て繋がった。作家として曲を描き初めの頃は、編曲も京平さんが担当という場合が多い。おそらく、当時の海外のポップスを下敷きにこの編曲をしたに違いない。
平山みきが筒美京平のディーヴァだ!と力強く言ってみたものの、筒美京平の記憶にちゃんと書いてありました(恥)。正直、きれいな声というよりはだいぶ癖があります。けど、京平さんは気に入っていた模様。歌う歌手の声質によって、どうメロディを乗せればよいか?という事に腐心していたようです。平山みきさんの曲は、その時代トレンドを入れてくるパターン多し。そのため、その時々で印象がだいぶ変わる。特にこの曲はボトム(ベースとドラム)が僕好み。
ちょっと前に朝ドラの再放送で「澪つくし」やってたんですけど、桜田淳子が気の強い醤油屋の娘でよかったです(☜関係ないし)。最近は芸能活動らしきものはとんと聞きませんが、彼女は歌手でもありました。この曲は京平さんのディスコとかフィリー・ソウルの趣味が現れた一曲。
笠井紀美子さんはジャズシンガー。しかし、「TOKYO SPECIAL」は日本語の歌を歌っています。これが今、いわゆるシティポップとして注目を集めている物のひとつ。達郎さんや矢野顕子さんが曲を手がける中、こちらは京平さん作曲。このギターの入り方からやられました。提供曲の幅が広すぎて…恐るべし筒美京平、と唸っております。
下にプレイリスト貼りますんでよかったらどうぞ。そういえば今回は女性シンガー縛りになったな…。